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詐欺師、ペテン師、いかさま師

 仲間うち3人で、今の世の中、騙されないため、あんた詐欺師、私ペテン師、君いかさま師の気概で対応するしかないなぁ、の話をしたことがある。毎日、メディアに登場する騙し、騙され、泣き寝入りの不条理な報道が嘆かわしい。2014年のオレオレ詐欺や金融詐欺などの被害総額は約566億円。とんでもない数字になっている。

 詐欺もいろいろ、取り込み、籠脱け、貸します、小切手、保険金、偽クレーム、出家、オークション、リフォーム、食い逃げ、募金、寸借、結婚、かたり、振り込め、チケット、クレジット、投資、起業、債権回収、フイッシングなどに「詐欺」が付いての事例は後を絶たない。美人局も、やはり詐欺。騙す三師を追う、まえに「詐欺」を民法、刑法でみる。

 民法第96条1、詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。

 刑法第246条1、人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。

 詐欺師は、他人に人格、職業を信じさせて信頼関係をつくり、精神的に縛って心理的な駆け引きで金品を騙し取る。なかには被害にあったと認識できない被害者もいる。

 ペテン師は、中国語の方言・俗語の繃子(ペンツ)に因るといわれ、頭脳犯をさし、口先でもっともらしい理屈をいい、相手に利益があるように錯誤させて金品を騙し取る。

 いかさま師は、手品師と同義語で仕掛けやカラクリを使い「いかにも本物らしい」見せ場を作って売る「如何様(いかさま)」が転じた、道具や技術を使って金品を騙し取る。

 被害者は、欲望につけこまれるか、不安を煽られるか、希少価値を演出されるか、権威を利用されるか、などして丸め込まれるケースが多いようだ。ちんぴらボッタクリから紳士然とした悪徳商法まで「騙し」のテクニックを見極める目を持たないといけない。

 1946年(昭和21)に映画監督の伊丹万作は「だまされるということ自体がすでに一つの悪である。(略)『だまされていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」という文を残している。

 マイナンバー制度が2016年1月からスタートする。その個人番号が届く前から、もうマイナンバー詐欺があると聞く。どうしょうもない社会を、どうかするのが人間だろう。


by inakasanjin | 2020-10-09 09:00 | 田舎日記 | Comments(0)